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日高報知新聞

活性コントロール水槽【新ひだか】

【新ひだか】東静内の鮮魚店「銀鱗 高槻商店」(堀田毅一社長)で、昨年12月に新しい水槽「活性コントロール水槽」が完成した。

 水槽を手掛けた理由は、「数日経っても魚のうま味を損なわず、水揚げされた時と同じ鮮度で出荷できたら、消費者にもっともっと美味しい魚を食べてもらえる。また安定して魚を出荷できたら漁師も市場に変動されることなく漁ができる」という2つの目的で水槽の製作に取り掛かった。

 「魚のうま味を持続するには魚をリラックス状態にもっていく事。人にも当てはまるが、何も考えずゆっくりするとストレスもなくなりリラックスできる」と知人にアドバイスをもらい、試行錯誤しながら魚にストレスをかけない水槽を考案。

 これが思いのほか効果があり、通常は、出荷すると1週間くらいで魚の目は濁り、身体も痩せてくる。だがこの水槽から出荷した魚は、種類によるが1~2カ月は活き活きとしており、まさに水揚げされた時の鮮度を保っていた。

 また、魚に生息し問題となっているアニサキスも完全ではないが、弱らせて駆除できる利点も。水槽のコントロール方法などは特許を取っているため詳細は企業秘密だが、現在は旭川、道外の鮮魚店、愛知県内のミシュラン店2社と取り引きしている。

 堀田社長は「常に魚と向き合い、魚のベストを引き出して美味しい魚を提供していきたい。この先も消費者に『美味しい』と言ってもらえる手法を考えている」と笑顔で話した。

完成した「活性コントロール水槽」と堀田社長

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