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苫小牧民報

出光道製油所が受賞 みどりの社会貢献賞 ノーザンホースパークに特別賞 道内企業初

公益財団法人都市緑化機構(東京)が緑地の保全などで全国の模範になる企業を表彰する「第10回みどりの社会貢献賞」を、苫小牧市真砂町の出光興産北海道製油所(山岸孝司所長)が受賞した。同製油所の育林・造林事業、緑地を通した地域貢献などが評価され、道内企業としては初の受賞。また、同賞に準じる特別賞をノーザンホースパーク(苫小牧市美沢)が受賞した。

工場緑化に力を入れる出光興産北海道製油所(同製油所提供)

 みどりの社会貢献賞は2013年度の創設。緑地の保全や市民開放などを通した地域社会の貢献、都市緑化の推進などに取り組む企業を公募し、毎年3社に贈っている。過去9回はいずれも道外企業だったが、今年はサッポロビール北海道工場(恵庭市)と共に道内から初受賞。恵庭市で6月25日~7月24日に開催される第39回全国都市緑化北海道フェアで表彰式を行う。

 同製油所は▽構内にある全長800メートルの桜並木の市民公開▽緑地帯で昆虫や植物と触れ合う自然体験イベント「生きもの調査隊」の開催▽市内丸山約4・5ヘクタールを育林、造林する「出光緑あふれる自然の森林(もり)」▽16年から契約する市民文化公園(末広町)の施設命名権(ネーミングライツ)「出光カルチャーパーク」―などの取り組みが高く評価された。

 出光興産としては愛知製油所に次いで2例目の受賞で、北海道製油所は「工場緑化のリーディングカンパニーとして、今後も地域社会、生物多様性保全の貢献に取り組む」と意欲を示した。20年以降は新型コロナウイルス感染拡大で、桜並木の一般公開や体験事業が中止を余儀なくされており、「コロナの状況次第だが、できれば再開したい」と話す。

 特別賞のノーザンホースパークは敷地内の持続可能な緑地整備、自然と馬の魅力を伝える各種事業などが評価された。同社は「受賞は大変光栄。これからも皆さまに楽んでいただけるよう豊かな自然環境を守り、人と馬が共に生きる持続可能な社会、馬事文化の発展に貢献する」と気持ちを新たにしている。

 特別賞は恵庭市のテーマパークえこりん村で各体験事業を展開するアレフ(札幌)も受賞した。

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