「伝説茅部栗物語」の絵本が完成 森町の中高生が制作【森】
【森】道立青少年体験活動支援施設ネイパル森が森高校、森、砂原の両中学校と共同で昨年春から制作を進めていた「伝説 茅部栗物語」の絵本が完成した。2月28日にネイパル森の指定管理者でNPO法人「森の仲間たち」の吉川満春理事長らが森高校を訪れ、代表生徒に絵本を手渡した。
物語は1933(昭和8)年に郷土史家・小林露竹氏が著作。アイヌ民族の伝承で、かつて北海道になかったクリが本州から初めて伝えられた経緯などが述べられている。72年2月からは「広報もりまち」で50回連載されていた。
郷土への愛着心やまちづくりに参画する意欲を育むため、制作は地元中高生に依頼。森高校では日本史と家庭科の授業で扱い、原文の要約や登場人物のイラストなどを考案。森中学校の生徒会が脚本、砂原中学校の美術部が絵を担当した。
絵本はA4判カラー刷り54ページで、300冊を印刷した。完成した絵本は町内の小中学校や図書館などにも寄贈する。
代表生徒として絵本を受け取った森高校3年の川口裕二さん(18)は「小学生にも伝わるように物語をわかりやすく表現するのが難しかった。ようやく完成してうれしく思う」と満足げ。「子どもだけでなく、地域の人たちにも読んでもらい、物語を知ってほしい」と呼び掛ける。
ネイパル森の小野俊英所長は「素晴らしい出来栄え。ネイパル森でも読み聞かせをするなど、主催事業で取り入れていきたい」と話していた。
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