北斗市防災連絡会議が道社会貢献賞 防災功労【函館】
道は、今年度の道社会貢献賞(防災功労者)の受賞者に北斗市防災連絡会議が決まったと発表した。表彰式が4日、渡島総合振興局であり、鳴海拓史局長が上野廣幸代表に表彰状と記念品を手渡した。道内3団体で、道南では唯一の受賞。
防災功労者は、2015年度から実施。道内の防災対策の推進に関し功績のあった個人または団体を対象に知事表彰する。道南からの受賞は、18年度の三浦浩さん(奥尻消防署員)、19年度の大沼親交会(七飯町)に続き3回目。
北斗市防災連絡会議は、14年に発足。町内会などが実施する避難訓練の企画や支援、助言などを行っており、防災研修や自主防災組織結成の説明会では、組織的な活動を展開し、市全体の地域防災力向上に貢献している。また、市が主催する高齢者大学の講座、学校での防災授業にも講師やアドバイザーとして参加するなど、市の防災意識の向上と防災教育の普及・啓発活動に力を入れている。
振興局地域政策課は「市民と行政との架け橋的な役割を担い、地域防災力の強化に役立っている」と強調した。
上野代表は「受賞はうれしいが、これからの活動が大事」と気を引き締め「津波に備え、町内会と連携し避難経路をもう一度見直していきたい」と話した。
昨年12月中旬に市総合体育館であった冬季の災害を想定した「北海道防災総合訓練(厳冬期)」にも会議のメンバーが参加した。
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