ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、即時停戦を求めるレッドアクションのメンバー

　ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けて、市民団体「レッドアクションｉｎはこだて」は３日、函館市本町の交差点で即時停戦を求める街頭活動を実施した。約２０人が横断幕や「ＮＯ　ＷＡＲ」と書かれたウクライナ国旗などを手に持ち、一刻も早い事態収束を訴えた。

　函館の女性団体や個人が参画する団体。毎月３日は定例の街頭活動日で、特に３月はひな祭り行動として、平和の尊さを訴えてきたが、今年はウクライナ情勢を受けて急きょ抗議行動とした。

　参加者は「ロシア軍はただちに撤退を」などと書いた横断幕を手に、拡声器で「今この瞬間も子どもたちが攻撃にさらされている」「戦争に勝者はいない」などと交代で訴えた。

　また、ネット上を中心に広がる「憲法９条無力論」や、安倍晋三元首相が言及した「核共有論」に触れ、「ウクライナの状況を口実にとんでもないことが行われようとしている」と非難した。

　今後も両国の情勢を見ながら活動を街頭活動の実施を検討する。寺田麗子共同代表は「怒りを持っているだけではなく、行動しなくてはならない。一緒に声を上げてもらいたい」と話していた。