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日高報知新聞

「のさりの島」上映

 浦河町と友好交流都市提携を結ぶ熊本県天草市を舞台とした映画「のさりの島」上映が2月27日、大通2の映画館「大黒座」で始まった。初日は山本起也(たつや)監督の舞台あいさつも行われた。  「のさり」は天草地方に伝わる古い言葉で、「いいこともそうでないことも、自分の今あるすべての境遇は、天からの授かりものとして否定せずに受け入れる」という方言。映画は、オレオレ詐欺を重ねながら各地を転々としている青年が、天草の寂れた商店街で一人暮らしをしている老女に孫のふりをして電話をかけ、老女は金を受け取りに現れた青年を孫として迎え入れたことから、2人の奇妙な共同生活が始まる。  初回は約30人が鑑賞。午前9時45分からの山本監督のあいさつ前、山本監督とともに来町を予定していた天草市の馬場昭治市長が「コロナ禍でどうしても来ることができなかったのが残念。映画を通して『のさり』の言葉の意味を感じてもらえたら」とビデオメッセージを送った。  舞台あいさつで山本監督は映画制作のきっかけや舞台が天草市になったいきさつ、また「のさり」の意味などに触れ「天草の人たちに絡めとられ、天草で映画を撮ったというよりは映画を撮らされてしまったという不思議な気持ちでいる」。  「撮影時は新型コロナは全くなかった状態だった。今世の中はギスギスして息苦しい状況が2年続いている。天草と深いつながりがある浦河での上映をうれしく思っている。今この映画を届けられるのも『のさり』なのかと思います」と話した。  上映後は特殊詐欺の題材にちなみ、浦河警察署(佃正広署長)がのぼりなどを立てて啓発活動。署員4人が「詐欺を見破るポイント」などをまとめたチラシを来場者へ配って注意を呼び掛けた。  のさりの島は5日まで上映。時間は午前10時、午後1時半、午後7時の3回。問い合わせは問い合わせは同映画館(0146・22・2149)へ。

舞台あいさつをする山本監督

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