草津でともされたアイスキャンドル

　下川町のアイスキャンドルが、２月25日午後５時から同９時まで、群馬県草津町の温泉街を優しい明かりで飾った。スキージャンプ留学で下川商業高校に在籍し、卒業後は草津温泉観光協会で勤務する白鳥新さん（27）が、しもかわ観光協会の協力を得て企画した。

　アイスキャンドルは下川町発祥。白鳥さんは草津町出身で、ジャンプを通じ、高校生活３年間を下川町で過ごした。草津のアイスキャンドル企画は、草津町の温泉街にある西の河原公園へ、夜間、足を運んでもらう機会を増やすことが狙い。「下川の３年間で見たアイスキャンドルが、とてもきれいだった。草津温泉でも再現したいと思い、しもかわ観光協会に連絡した」と言う。

　湯畑と西の河原公園を結ぶ「西の河原通り」の宿泊施設、商店26店舗に、下川から空輸で送られたアイスキャンドル50個を設置。ろうそくのように光るＬＥＤライトで点灯。また、イベントの様子をＳＮＳに投稿した人に、草津温泉オリジナルグッズを贈った。

草津でともされたアイスキャンドル

　イベントを終え、白鳥さんは「しもかわ観光協会の協力をいただいて開催できた。感謝の気持ちでいっぱい。下川町とのつながりでアイスキャンドルを草津温泉でアピールできたこともうれしい。お客さんも街歩きの際に眺めたり、写真を撮ったり楽しんでいる様子だった。設置協力事業者からも『きれいだね』と好評。次回実施できれば、アイスキャンドルの数を増やし、規模を大きくして開催したい」と喜ぶ。