空港駐車場工事完了26日に供用開始【釧路】
北海道エアポート(HAP、千歳市)が運営する釧路空港の駐車場改良工事が25日完了し、26日に供用を開始する。収容可能台数は従来の754台から261台増加し、1015台に拡張。空港利用客の利便性を図るため、空港ビル北側に第2駐車場、駐車場内乗降場を新設した。
駐車場はこれまで年末年始など繁忙期になると満車になるなど、収容台数を増やすことが課題となっていた。改良工事は昨年8月に着手し、駐車場を運用しながら区画ごとに拡張工事を進めてきた。全体の面積はり2600平方㍍拡張し、2万4600平方㍍となった。
第1駐車場では、これまで雪を溜めていた場所や一部通路も駐車スペースに変更。第2駐車場は71台収容。出入り口のゲートは第2駐車場にも新設し、通路を挟んだ向かい側には既設の発券機の隣に精算機を新設した。駐車場外に出るゲートは2カ所となり、従来の精算所からは直接市道に出られるようにした。
乗降スペースはこれまで空港ビル入り口前に2カ所あったが、混雑時には不足したいた。料金は30分無料なため、航空機利用者を送る際や空港内での買い物客への利用してもらおうと3台分を確保。一般駐車場外ではタクシープールを移動し、従業員専用の駐車場100台分も新設した。
HAP釧路空港事業所管理部の山口康尚部長は「年末年始は混み合い迷惑も掛けたが、これで解消に向かう。今はコロナ禍で空きスペースも多いが、終息したとき、不便をかけずに空港を利用するお客さまを迎えることができる」と話している。
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