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日刊留萌新聞

港南中制服が男女共通のブレザーに 心と体の性不一致に配慮【留萌】

令和4年度から導入される男女共通のブレザータイプの制服

 留萌市内の港南中学校(池田和人校長)は、令和4年度から男女共通のブレザータイプの制服を導入することを決めた。性別に関わらず、生徒がズボン、スカートなどを自由に選ぶことができる「ジェンダーレス」な組み合わせが特徴だ。

 制服を自由に選べる学校は全国で徐々に増えている。留萌管内では、留萌高校も心と体の性が一致しないトランスジェンダーの生徒への配慮として、生徒がスカートかスラックスを自由に選べるようになっている。

 港南中ではこれまで、男子が詰め襟(学ラン)にズボン、女子はブレザーにスカートを着用。中学校の学ランの使用が認められた高校に入学する場合、学校規定のボタンに付け替えるだけで、入学先でも同じ制服を着ることができた。

 同校では、約2年前から新たな制服の導入を検討。トランスジェンダーの生徒への配慮、多くの中学生が進学する留萌高校が、平成30年4月の留萌千望高校との再編統合を機に、ブレザーを採用したことを踏まえ、男女共通のブレザーにすることにした。

 新たに導入する制服は紺色。ジャケットの左胸元には、学校名と留萌の波をイメージした、4本の青色の線が入ったエンブレムを載せている。生徒はスカートかスラックス、首元はネクタイかリボンを自由に選ぶことができる。現在同校に在籍している1、2年生は新旧どちらの制服を着用してもかまわない。

 新制服は、素材や値段などを含め、制服メーカー数社から提案を受けた案を同校教職員が四つに厳選。その後、PTAの懇談会などで提言したほか、生徒による投票で最終的なデザインを昨年10月ごろに決定した。

 今月上旬に入学予定者の保護者にオンラインで制服のお披露目を実施。在校生にも見てもらったところ、デザインや機能性について一定の評価を得ることができたという。

 ブレザータイプの制服導入について、池田校長は「新制服導入を契機に、さらなる『活気あふれる爽やかな学校』を目指していきたい」と話している。

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