新型コロナウイルスの感染拡大を受けた道の無料ＰＣＲ・抗原検査は、まん延防止等重点措置の延長を受け、３月６日まで延長された。十勝管内ではＰＣＲ検査が医療機関や調剤薬局計９カ所、抗原検査は計２４カ所（いずれも２１日現在）で、引き続き対応している。

　日常生活や社会経済活動での感染リスクを引き下げるため、感染拡大傾向が見られる場合の措置。２月７日に終了予定だったが、感染者の増加傾向が続くため２０日まで延長され、さらに３月６日まで延長された。

　利用できるのは、感染リスクが高い環境で過ごし、感染への不安を感じる人。道では業務のほか、不用不急ではない他地域への移動後、会合への出席などの行動を想定している。

　ただ、検査に対応する管内の医療機関によると、感染が疑われる症状がある人が希望するケースも、依然としてみられる状況だ。各機関では「発熱などの症状が出た人や、濃厚接触者の無料検査はできない」と、適正な利用を呼び掛ける。

　無料検査の概要は、道のホームページ（「北海道」「ＰＣＲ等検査無料化事業」で検索）で確認できる。

　症状がある人や、濃厚接触者の無料検査に関する問い合わせは、かかりつけ医か、健康相談センター（０１２０・５０１・５０７）へ。

　症状はあるが重症化リスクが低いと考えられる人が、医療機関を受診する前に、抗原検査キットで自ら検査することもできる。対応医療機関は道のホームページ（「北海道」「外来診療前検査キット配布事業」で検索）で確認できる。