【新冠】日高教育局（小原直哉局長）の「令和３年度日高管内教育実践表彰」の特別賞を受賞した新冠中（松田拓美校長、生徒１５４人）吹奏楽部への伝達式が15日、同校校長室で行われ、奥村尚久教育長から表彰状が贈られた。

　日高教育局では、１９６７年（昭和42年）から54年にわたり、管内教育の充実発展を図ることを目的に、学校教育と社会教育の振興に功績のあった団体、個人を表彰している。例年は教育局職員が学校を訪問して表彰状の伝達式を行っているが、今年は新型コロナの感染拡大防止のため、取りやめた。

　同校吹奏楽部は、昨年８月27日札幌市で行われた全道大会の「第66回北海道吹奏楽コンクール」で地区大会を勝ち抜いた24校が参加した「中学校Ｃ編成の部」で銀賞を受賞し、優秀な成績を収めたことが認められ受賞。

　この日は、来校した奥村教育長から吹奏楽部を代表して部長の髙瀬瑛帆（あきほ）さん（２年）と副部長の武田京子さん（１年）が表彰状を受け取った。

　奥村教育長は「これからも頑張ってください」と激励し、髙瀬さんは「先輩の方々やいろいろな方々にお世話になり銀賞がとれたので、皆さんに感謝したい。これからも感謝の気持ちを忘れずに頑張りたい」と笑顔で話した。顧問の石澤和也教諭（35）は「コロナ禍の大変な中で、生徒はあきらめずに頑張った。すばらしい賞をいただき、４月から新メンバーを迎え新冠中の新たなサウンドづくりを目指したい」と話していた。

特別賞を受賞した吹奏楽部の髙瀬部長（中央右）と武田副部長（同左）、奥村教育長（左）、松田校長（右）