ビッグレッドファームの新種牡馬「ベンバトル」

【新冠】町内明和のビッグレッドファームと朝日の優駿スタリオンステーションで11日、種牡馬展示会が開かれ、今年の供用種牡馬を関係者に披露。２会場とも牧場生産者を中心にビッグレッドファームに約３００人、優駿スタリオンに約５００人の関係者が来場し、展示された各種牡馬に熱い視線を注いだ。

　ビッグレッドファームの今シーズンの新種牡馬は、２０１８年のドバイターフ（ＧⅠ）などＧⅠ３勝を含む重賞10勝をあげた８歳のベンバトル（種付料２５０万円、父ドバウィ、母ナーレイン）。

　ほか、ステイゴールド（２０１５年没）産駒のゴールドシップ（受胎条件２００万円）、ウインブライト（同受胎条件１２０万円）、すでに満口のディープインパクト産駒のダノンバラード（同受胎条件１００万円）やロージズインメイ（同受胎条件50万円）、ジョーカプチーノ（同受胎条件30万円）の計５頭を展示した。

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　優駿スタリオンステーションの新種牡馬は、19年度のＪＲＡ賞最優秀短距離馬に輝いたインディチャンプ（種付料１２０万円）、菊花賞（ＧⅠ）と天皇賞春（ＧⅠ）を制したワールドプレミアム（受胎条件50万円）、セントライト記念（ＧⅡ）と青葉賞（ＧⅡ）を制したリオンリオン（同受胎条件30万円）、富士ステークス（ＧⅢ）とシンザン記念（ＧⅢ）を制したロジクライ（同受胎条件20万円）、サトノジェネシス（同受胎条件30万円）の５頭を含め計29頭を展示。

　インディチャンプを管理した音無秀孝調教師も駆けつけ「ステイゴールド産駒の中でもスピードに優れた馬。香港マイルレース以外全て掲示板に載り、安定した走りをみせていた。気性は少し激しいが、それがレースに出ると前向きに作用する。種牡馬として期待が高い馬」とアピールした。

　インディチャンプ（７歳）は父ステーゴールド、母ウィルパワー。競走成績は23戦８勝。安田記念（ＧⅠ）、マイルチャンピオンシップ（ＧⅠ）のほか、重賞４勝を挙げた。

優駿スタリオンの新種牡馬の「インディチャンプ」