2363人の利用者【新ひだか】
【新ひだか】町は、昨年7月10日から10月31日まで開設した静内田原の二十間道路牧場案内所の利用状況をまとめた。利用者は前年比231人減少の2363人で、半数は道外からの観光客が占めている。
二十間道路桜並木沿いのアロースタッドには1125人が訪れ、うち道外は576人。ラニやエポカドーロ、ダノンプレミアムの見学が人気。一方、レックススタッドには1218人が訪れ、うち道外が600人。エイシンフラッシュやスマートファルコンの見学に集中していた。
桜並木入口のエントランス広場にある牧場案内所は、全国から訪れる見学者に牧場とのトラブルを防ぐためマナーの徹底を呼び掛け、見学可能な種馬場への案内を主業務に1996年(平成8年)から設置。
昨シーズンも前年と同じく7月に開設し、種付業務が終了して一般に見学開放したアロースタッド(7月16日から)とレックススタッド(8月1日から)への案内を中心に運営。へいはた牧場も見学を受け入れている。
開設26年目を迎え、二十間道路地域の牧場見学期間とその方法が見学者に対して、深く浸透していることから、トラブルもなく順調に運営。 昨年8月27日から9月30日の間、新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言発令で、見学中止となったことが減少の要因となっている。町担当者は「新型コロナの感染拡大がなければ、前年を大きく上回ったのでは」と分析している。
また、グループでの来訪では代表者のみが利用する傾向が続いていることから、実人数についてはこの2~3倍程度に及ぶと推測している。
このほか、アロースタッドとレックススタッドから提出された見学希望書によると、道外から来た見学者の割合は全体の約5割、交通手段は自家用車やレンタカーを利用していることが分かった。
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