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函館新聞

学生の視点で話題発信 函館大のビジネス企画研修室が学内向け冊子発行【函館】

冊子を手にするビジネス企画研究室情報班の学生

 函館大学のサークル「ビジネス企画研修室」は昨年12月から不定期で、学内向けの無料冊子「Päähenkilö(パーヘンキロ)」の発行を始めた。今月は第2号を発行し、学内外の話題を学生の視点で発信している。

 同サークルは、新しいビジネスモデルの考案や商品開発などさまざまなプロジェクトを立ち上げ、グループごとに活動。出版物の発行は初の試みで、情報班の岩崎翔汰さん、飯田健心さん、川村豪さん(以上2年)が記事の取材・執筆や編集を担当する。

 パーヘンキロはフィンランド語で「主人公」を意味する。「取材される側、取材する側双方の個性を大事にしたい」との思いを込めた。昨年4月ごろから制作に着手。男性向けのライフスタイル情報誌を参考に、3人で企画を考え、取材や記事を執筆してきた。創刊号では、野又淳司学長や今年度赴任した東川和将専任講師のインタビューを掲載し、野又学長に対しては「趣味は」「カラオケの十八番は」など一門一答形式の27の質問を設け、人柄やプライベートな部分にも迫った。

 第2号では、同研究室のビーガン班と共同でメニュー開発した、飲食店「HOTEIYA(ホテイヤ)」のビーガンサンドイッチ「ベジリズム」を紹介したほか、安木新一郎准教授のインタビューを掲載した。「僕の音楽」コーナーでは、顧問の高橋和将地域連携コーディネーターがお薦めの曲を紹介している。

 発案者の岩崎さんは「取材した相手の魅力が伝わるよう心掛けている。これからも自分たちの興味のある話題やみんなが気になることを紹介したい」と継続発行に意欲を見せる。

 A4判カラーで創刊号は14ページ、2号は20ページ。各100部発行し、学内と函館短大で配布している。

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