しほろ温泉プラザ緑風（士幌町下居辺西２線、三浦琢磨支配人）は大自然の中で冬の遊びを楽しんでもらおうと、ファットバイクとスノーシューのレンタルを始めた。三浦支配人は「温泉や食事だけでなく、アクティビティーを体験して士幌の冬の景色を満喫してほしい」と話している。貸し出しは３月３１日まで。

スノーシューで雪の感触を楽しむ（左から）松井さん、金森さん、田中さん

　道の「宿泊事業者感染防止対策等支援事業」の補助金を活用し、ファットバイクとスノーシューを購入。ファットバイク（自転車）のタイヤは幅約１０センチで、雪上など悪路でも、安定した走行を行うことができる。

　スノーシューは西洋かんじきとも言われ、先端が反り上がった大きなスリッパのような形をしている。降り積もった雪の上で、散策を楽しめる。同施設には雪を固めた坂などのコースが整備されている。

　３日には、町内のまちづくり会社「ＣｈｅｅｒＳ（チアーズ）」の松井亜紀子さん、町産業振興課主事の田中宏治さん、町地域おこし協力隊の金森隆博さんがファットバイクとスノーシューを体験。緩やかな起伏に降り積もった雪の感触を楽しみながら、童心に帰ったような表情を見せていた。

雪道を走れるファットバイク

　松井さんは「スノーシューを履いて歩くと、雪の上に浮いているような感覚」、田中さんは「冬ならではの非日常を楽しめる」、金森さんは「ファットバイクで雪道を走ると爽快感があって楽しい」と喜んでいた。

　貸し出すのは各３台で、料金はファットバイクが１時間１０００円、スノーシューが同５００円。