道の駅「足寄湖」廃止 銀河ホール21に集約【足寄】
足寄町は、町内に2カ所ある道の駅のうち「道の駅足寄湖」(町中矢)を廃止し、旧足寄駅の「道の駅あしょろ銀河ホール21」に集約し、機能を統合した。昨年12月に国土交通省に「道の駅足寄湖」の登録抹消を申請し、今年1月31日付で登録廃止が決まった。町経済課は「道の駅足寄湖は売店の休止などで、道の駅として最低限の機能となっていた。昨年にコロナ対応の改修工事を行い、安全を担保できる環境が整備されたあしょろ銀河ホール21に統合を決めた」としている。
国道241号沿いに位置する道の駅足寄湖は、休憩や観光情報の発信、地域間連携などをコンセプトに1993年に登録された。78台収容の駐車場とトイレ、ドッグラン、チーズ工房などを備える。近年は人の流れの変化もあり利用者数が減少傾向で、2016年には売店を取りやめたことから、道の駅の魅力に乏しくなっていた。町では十分なサービスを提供できるよう統合の検討を進めていた。
渡辺俊一町長は「取り消しについては寂しい気持ちはあるが、まちなかの道の駅で足寄のPRや利用者の憩いの場として使ってほしい。道の駅がひとつになった分も充実させていく」と述べた。
道の駅足寄湖の登録廃止後は、駐車場、トイレ、ドッグランなどの施設の利用は可能。スタンプラリーの押印用スタンプは「道の駅あしょろ銀河ホール21」に移設した。
道開発局によると、道内で道の駅が廃止されたのは初めて。
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