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函館新聞

函館市が自宅療養者にごみ出しルール呼び掛け【函館】

感染予防につながるごみの出し方を呼び掛けるリーフレットを持つ市職員

 新型コロナウイルスの感染拡大で自宅療養者が急増していることを受け、函館市は、療養期間中のごみの出し方に対して協力を呼び掛けている。市環境部は「感染拡大防止とごみ収集体制維持のためにも、決められたルールに従ってほしい」と求めている。

 自宅療養者のごみの出し方については、市立函館保健所を通じて自宅療養者に告知するとともに、市のホームページでも掲載している。また、感染症対策のための一般家庭のごみの出し方もあらためて紹介している。

 自宅療養者のごみの出し方が通常と異なるポイントは、「ペットボトル」や「プラスチック容器包装」を分別せず「燃やせるごみ」とすること。ウイルスが付着している可能性があり、再生処理せずに焼却処理するため。「缶・びん」「燃やせないごみ」については、感染リスクを抑えるため、1週間程度の期間を開けてから収集日に出す。使用済みのマスクやティッシュなどはビニール袋など入れて口を結んでから「燃やせるごみ」として出す。

 このほか、ごみ袋の空気を抜き、口をしっかり結ぶことや、生ごみは水切りをしてごみの量を減らすほか、ごみを捨てた後の手洗いなどは感染症対策として、一般家庭にも徹底を呼び掛けている。

 同部では「ごみ収集担当者に感染が広がれば収集業務に支障をきたし環境の悪化にもつながる。自宅療養者とその家族はもちろん、一般の方もあらためてごみの出しルールを確認して感染予防に努めてほしい」としている。

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