佐藤みつ生活展【浦河】
浦河町立図書館で2日、館内展「佐藤みつ生活展」が始まった。館内には〝裂き織り〟の技法を使ったバッグやタペストリーなどの作品が多数展示され、図書館を訪れた町民も足を止め、作品を興味深く鑑賞していた。
佐藤みつさんは、これまでに町内の絵画サークル「なずなの会」に所属し、図書館で絵画などを展示。現在、なずなの会は活動を休止しているが、個人として絵画や裂き織りでの作品の製作を続けていることから、多くの人に作品を見てもらおうと図書館での館内展を実施した。
展示は、日本人の「もったいない」という精神をあらわした江戸時代中期から伝わる伝統技法〝裂き織り〟で製作した織物。傷んだり使わなくなった着物や浴衣などの布を紐状に裂いたものを横糸として織り込み、色鮮やかなタペストリーや、バッグ、座布団、洋服などを見事に作り上げている。
織物作品は、館内の1階受付正面のほか、地下くつろぎコーナーに多数展示されているほか、階段踊り場には、水彩画が展示されている。
展示初日には、開館時間から多くの町民が訪れ、ひとつひとつの作品を興味深そうに見入っていた。展示は27日まで。
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