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函館新聞

予約制ハイヤー、地域の足に 江差でオンデマンド交通実験始まる【江差】

実証実験が始まった江差マースのジャンボハイヤー(ぷらっと江差前)

 【江差】利用者の予約に応じて乗り合いハイヤーを配車するオンデマンド型交通「江差マース」の実証実験が1日、始まった。28日までの1カ月間、居住地エリアと商業地エリアをジャンボハイヤーで結び、利用状況などのデータを収集して効果的な運行方法や有効性を検証する。

 高齢化で、自家用車での移動ができない住民が増加しても暮らしやすい地域を目指して、町と包括連携協定を締結しているドラッグストア大手のサツドラホールディングス(札幌、富山浩樹社長)が、町など9団体の協力を得て開始した。

 未来シェア(函館市美原2、松舘渉代表)のAI(人工知能)オンデマンド配車計算サービスを活用した携帯電話とウェブアプリの2通りの予約システムで運用。町内の桧山ハイヤーが10人乗り(運転手を含む)ワゴン車1台を運行する。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、最大乗車人数は5人までに制限している。

 路線バス停留所が国道227号沿いのみとなっている公共交通空白地域の豊川町、新栄町、愛宕町など町内6地区のエリアに居住する約1200人が対象。利用無料で、事前登録が必要。登録した自宅のほか、商店や金融機関のある本町、新地町、茂尻町など町内9地区のエリア内に設けられた25カ所の乗降地点から、最短で予約完了10分後に乗車可能となる。

 初日は6人が利用し、3人目の利用者となった町中歌町の今谷好志さん(46)は、町のアンテナショップぷらっと江差から役場まで乗車。乗車指定時刻に正確に到着したハイヤーに驚きつつ「バスのように待たずに、自分自身のタイミングに合わせて移動できるシステムが素晴らしい」と話していた。

 サツドラホールディングスでは実験を通じて「小売にとどまらず地域住民の足としての移動サービスを提供し、新たな顧客の獲得にもつなげたい」とし、町では2022年度中に作成予定の地域公共交通計画に生かし、町内の新たな交通手段導入を目指したいとしている。

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