今年も活躍が期待される日高リトルシニア球団員たち

　中学硬式野球の「日高リトルシニア球団」（浦川聡総監督、団員25人）は８日、浦河町大通２の浦河神社を参拝し、今年の必勝を祈願した。

　日高管内唯一の中学生の硬式野球チームの日高リトルシニアは、創立13年目。浦河町荻伏の荻伏球場を本拠地に週４回の練習で年々力を付け、最近の大会では全道32チームの中でも上位の成績を残し、高校野球で活躍する卒団生も出てきた。

　昨シーズンは長野県で行われた第10回日本リトルシニア東日本選抜野球大会での優勝と全道選手権大会ゼット杯の優勝と輝かしい成績を残した。

　神社本殿が修繕中のため、社務所儀式場で行われた必勝祈願祭には浦川総監督や向井遼新監督、髙城幸司ヘッドコーチ、髙城太一主将（浦河第一中２年）をはじめ入団が決まっている小学６年３人を含め中学３年までの団員28人が参加。

　儀式場では、酒井俊宮司のお払いと祝詞を捧げ、浦川総監督から向井監督、髙城ヘッドコーチ、髙城主将の順で祭壇に玉ぐしを捧げ、最後に全員で柏手を打ち今シーズンへの気持ちを新たにした。

　絵馬に「全国出場」と書いた髙城主将（13）は「昨年の３年生には素晴らしい経験（東日本優勝など）をさせてもらった。今度は自分たちが１、２年生を引っ張っていき、春季大会優勝、東日本連覇、全道選手権優勝を目標に頑張る。個人的にはチャンスで打てる選手になれるよう練習に取り組んでいく」と話し、新監督の向井遼さん（26）は「昨年の終わり方が良い終わり方をしたので、それに負けないようにしたい。野球は高校野球が本番だと思っているので高校でも続けてもらえる選手を育てていきたい」とそれぞれ抱負を話した。

絵馬を掛ける髙城主将