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日高報知新聞

静内神社「どんど焼き」【新ひだか】

【新ひだか】静内神社(山田一孝宮司)の境内で8日、新春恒例の「どんど焼き」が行われ、町民が正月のしめ飾りなどを焼いて今年1年の無病息災を祈った。

 どんど焼きは古い神札やお守りを焼き納める神事。呼び方は地域によって違い、とんど(歳徳)、とんど焼き、どんど、どんど焼き、どんどん焼き、どんと焼き、さいと焼き、おんべ焼きなどとも言われているが、歳徳神を祭る慣わしが主体であった地域ではそう呼ばれ、出雲方面の風習が発祥であろうと考えられている。とんどを爆竹と当てて記述する文献もある。これは燃やす際に青竹が爆ぜることからつけられた当て字。

 この日は、晴天に恵まれたが、年明けから続く連日の寒波に見舞われ早朝からマイナス11度を記録した気温の中、境内には少しずつ町民が訪れて縁起物の正月飾りや松などを持ち込み、祭壇に手を合わせて1年の無事を祈願。煙を体に浴びると病気にかからないという言い伝えがあることから、ご利益にあやかろうとする姿も見られた。

 静内神社のどんど焼きは小正月の15日にも行われる。時間は午前9時から午後3時まで。同神社では家庭ごみやもち、みかんなど燃やせないものを持ち込まないよう呼び掛けている。

飾り物やお守りを火にくべる静内神社のどんど焼き

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