年末年始 生乳廃棄回避 有塚氏「まだ油断できない」【十勝】
年末年始の需要減に伴い懸念された生乳の大量廃棄は、5日までに全国で報告されておらず、一大生産地の十勝管内の農業関係者も各地で広がっている生乳消費拡大運動に感謝した。ただ予断を許さない状況は続いており協力を求めている。
Jミルク(東京)などによると、官民挙げた消費拡大策や乳製品の増産もあり、5日時点で、全国で処理不可能乳が出た報告はない。十勝管内でも行政や団体、企業、個人などが、牛乳や乳製品の消費喚起の運動を展開してきた。
こうした状況に、十勝地区農協組合長会の有塚利宣会長(JA帯広かわにし)は、「各界で回避に取り組んでもらい、マスコミを通じて危機が広まったことで、最悪の事態を避けられた」と述べ、十勝農協連の山本勝博会長(JA中札内村)も「皆さんの絶大な協力で廃棄が回避されて生産者は感謝している」と語った。
ただ、需要が最も落ち込む年末年始は過ぎたが、学校給食の再開までは予断を許さず、春休みも再び消費減が予想される。外食産業などで需要回復も、オミクロン株の感染拡大もあって先行きは不透明だ。
有塚会長は「まだ油断できない。生産抑制も促進もできない難しい環境にある。皆で協力をお願いしたい」と話していた。
関連記事
500機ドローン Xマス彩る 道の駅で道内最大級ショー【上士幌】
LEDを搭載したドローン500機が冬の夜空を彩る、「かみしほろクリスマスドローンショー2024」(上士幌町ドローンコンテンツ実行委員会主催)が12月21~25日、上士幌町内の道の駅かみしほろで...
焼き魚をテークアウトで 移動販売「えぞ吉」が専門店開業【帯広】
魚の移動販売が人気だった「えぞ吉」(樽美拓哉代表)は22日、帯広市西21南2に「魚の炭火焼き専門店えぞ吉」を開業する。自家製の干し魚を浦幌木炭で「じっくり丁寧に焼いた」(樽美代表)商品などをテー...
ボージョレ解禁 コクある出来 十勝ワイン新酒もきょうから【帯広】
フランスのボージョレ地区で、その年に収穫したブドウを醸造したワイン「ボージョレ・ヌーボー」の販売が、21日午前0時に解禁された。十勝管内の酒販店にも早速並んでいる。 帯広市西18南3の「ワ...
海中転落、迅速救助に 室蘭海保、2消防と潜水訓練【室蘭】
室蘭海上保安部は18日、室蘭港南防波堤付近の海域で、室蘭と登別の両市消防本部との合同潜水訓練を実施した。車両転落などを想定した要救助者の捜索と救助を通して、万が一の際の手順や連携を確認した。 ...
思い出、ドアと一緒に 洞爺湖温泉観光協会、記念撮影用に設置【洞爺湖】
洞爺湖観光を楽しんでもらおうと、洞爺湖町の洞爺湖温泉観光協会(大西英生会長)は、湖周辺に記念撮影用の開き戸「TOYA DOORS」を設置した。同協会は「フォトスポットとして、ぜひ活用して」とP...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
2函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
3帯広畜大「ゼニ研」に前田一歩園賞 ゼニガタアザラシの個体数調査継続【札幌】
4昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
5トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】