北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

十勝毎日新聞

幻の農機 新道の駅に 茂古沼さん2台寄贈【音更】

 音更町万年基線28に住む元農業茂古沼一(くに)さん(83)が昨年12月29日、型式の古いオールドトラクター2台を4月15日にグランドオープンする新しい「道の駅おとふけ」(愛称・なつぞらのふる里)に寄贈した。

なつぞらのふる里敷地内に到着した茂古沼さん運転のST20型(右)と、FE-35X型

 トラクターは、英国のマッセイ・ファーガソン社(現在は米国農機大手AGCO傘下)のFE-35X型(1960年製)と、国産の井関農機のST20型(1963年製)の2台。FE-35X型は、台数が少なく“幻の名車”といわれている。ST20型は、フロント部分の外観から通称・仮面ライダーと呼ばれた。

 2台は、人馬から機械に切り替わった昭和30年代に土地利用型の“音更農業”で活躍した。60年近くがたっているが、トラクター修理の達人として知られる茂古沼さんが自ら手掛けて、今も実際に動かすことができる状態にした。

 この日、茂古沼さんが役場を訪れ、出迎えた小野信次町長に2台の写真を手渡した。小野町長から感謝状を受けた茂古沼さんは「展示される日を楽しみにしている。動かなくなったらいつでも修理する」と話し、小野町長は「道の駅の来場者たちもきっと喜んでくれると思う」と謝辞を述べた。

 町は、なつぞらのふる里のなつぞらエリア内に1台ずつ入れ替えながら展示。展示していないもう1台は、イベント時に走行展示を予定。町経済部産業連携課の月居謙介課長は「2台のトラクターは、道の駅おとふけで地域の歴史や文化を伝える役割を担う」と話している。

関連記事

苫小牧民報

「黒毛和牛の事始め」発行 ルーツにも興味持って 仙台藩白老元陣屋資料館

仙台藩白老元陣屋資料館は、郷土読本の第8弾「ふるさと再発見シリーズ 黒毛和牛の事始め」をこのほど発行した。町で肥育を始めて今年で70周年を迎える「白老牛」をテーマに、特に導入から20年間の出来事に...

苫小牧民報

お気に入りソフトクリームに投票 新千歳で総選挙

北海道エアポート(HAP、千歳市)は31日まで、新千歳空港で販売するソフト・アイスクリームの人気投票「ソフト・アイスクリーム総選挙2024」を行っている。  空港内計34店のソフト、アイスクリ...

十勝毎日新聞

ペットと一緒に移住体験 専用住宅18日利用開始【清水】

 清水町は、ペットと一緒に快適に過ごせる移住体験住宅(町南4西3)をオープンする。元教員住宅を改修した平屋の一戸建てで、玄関にはペット用の広い足洗い場、リビングにはキャットウオークを新設。以前から...

十勝毎日新聞

ハンカチノキ 珍しい開花 十勝ヒルズ【幕別】

 観光庭園の十勝ヒルズ(幕別町日新13)で14日、ハンカチノキの花が咲いた。道内では札幌の一部公園などで花を咲かせているものの、十勝での開花は珍しいという。関係者は「他の庭園などでも聞いたこと...

十勝毎日新聞

旅する和食店が今年も 二見さん「紡」営業【鹿追・足寄】

 旅する料理人が再び-。全国を巡る移動型日本料理店「紡(つむぎ)」(二見実代表)が、今年も十勝での営業を始めた。15日から鹿追町のトマルカフェ鹿追(柏ケ丘2)、6月下旬からは足寄町内で約2カ月間店...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス