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函館新聞

函館市の縄文3施設、団体客効果で10月の来場者大幅増【函館】

団体客や修学旅行生で来場者が大幅に増えた縄文関連施設(写真は大船遺跡)

 函館市縄文文化交流センター(臼尻町)と垣ノ島遺跡(同)、大船遺跡(大船町)の縄文関連3施設の入場者数が大幅に増えている。特に昨年10月は同センターが5241人(前年度比2230人増)、大船遺跡が5672人(同3364人増)。7月にオープンした垣ノ島遺跡の6281人を加えた合計は1万7194人で、昨年の5319人から3倍以上の大幅な伸びを見せた。市教委文化財課は「新型コロナウイルス感染が落ち着き、修学旅行生や団体観光客が数多く足を運んでくれた。来春以降の観光シーズンの来場者数の伸びに期待が高まる」と話している。

 大船、垣ノ島両遺跡は7月27日に「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成遺産として世界文化遺産に登録され、翌28日には垣ノ島遺跡の一般公開がスタートした。8月の来場者は同センター5004人(同1453人増)、大船遺跡5297人(同3566人増)、垣ノ島遺跡6540人で、3施設合計は1万6841人(同1万1559人増)と順調な滑り出しとなった。

 しかし、8月30日に大船遺跡にクマが出没したことから、9月30日まで1カ月間同遺跡を閉鎖。この影響で9月は同センター2654人(同2188人減)、垣ノ島遺跡5139人で合計7764人と、前年同期を168人下回った。

 10月1日に大船遺跡の公開を再開すると、コロナ禍が落ち着いてきたこともあり、修学旅行生や団体観光客を中心に来場者数が大幅に増加。翌11月も同センター3815人(同1402人増)、大船遺跡3500人(同2507人増)、垣ノ島遺跡4042人で合計1万1357人(同7951人増)と好調が続いている。

 今年度は大船遺跡と垣ノ島遺跡の冬季間公開も予定しているが、同課は「初めての試みなので、どの程度の来場が見込めるか予想できないが、冬ならではの遺跡の風景を楽しんでもらいたい」と話している。

 新年度には大船遺跡に新たな駐車場を整備し、垣ノ島遺跡では拡張現実(AR)技術による解説用アプリの開発を進めるなど、サービス面での充実も図っていく。同課は「コロナ禍が落ち着けば、来年度はさらに多くの来場が期待される。足を運んでくれた人が満足してまた来てみたいと思ってもらえるような施設整備に取り組んでいきたい」としている。

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