すす払いでエンマ大王の労をねぎらう組合員ら

　登別・極楽通り商店街振興組合（吉田武史理事長）は８日、人気の観光スポット・閻魔（えんま）堂（登別市登別温泉町）のすす払いを実施。観光客に多様な表情を見せてきたエンマ大王の労をねぎらった。

　閻魔堂はメインストリート・極楽通りに設置。からくり山車に乗ったエンマ大王が、定時で表情が変化する仕掛け。今年はエンマ大王の衣装などがリニューアル。真新しい“閻魔様”が観光客をもてなしてきた。

　組合員ら２０人ほどのほか、登別温泉の守り神・湯鬼神（ゆきじん）やゆるキャラ・えんまくん、市のＰＲキャラクター・登夢くんも参加。衣装を雑巾で拭いたり参拝スペースを竹ぼうきで掃いたりと、今年一年活躍してきたエンマ大王の汚れを落とした。

　同組合環境販売促進委員会の吉田拓矢委員長は「コロナ禍で温泉街は少し寂しかったが、『のぼりべつ割』の実施などで少しずつ客足は戻ってきている。コロナ収束を願い、万全の体制で観光客を出迎えるようにしていきたい」と話した。