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日高報知新聞

赤潮問題、コロナ対策など【浦河】

 12月23日の任期満了に伴う浦河町長選挙は、11月30日に告示となり、午後5時に届け出が締め切られ、現職で4選を目指す池田拓氏(70)=無所属=以外に立候補の届け出はなく、同氏の無投票当選が決まった。4年前の2017年に続き2回連続の無投票。

 堺町西1の選挙事務所に午後5時過ぎに遊説から戻った池田氏は、お祝いに駆けつけた町民ら約30人に拍手で出迎えられた。

 町議会の佐々木孝雄議長が「4期目の当選おめでとうございます。これから4年間、町民に寄り添った行政を執行してくれると期待している。3期の実績をもとに、さらなる町政執行にあたってほしい」と乾杯の音頭を取った。また堀井学、山岡達丸両衆議や金岩武吉、藤沢澄雄両道議からも祝福のメッセージが届いた。

 ダルマに目を入れたあと、後援会の小松義春後援会長は「課題は山積み。単純に喜んでいられないのは事実。今日は素直に当選した喜びを味わい、明日からは任期が1年しかないという思いで、1年1年頑張り、後援会も背中を押し続けたい」と集まった支持者へ謝辞を述べた。

 池田氏は「無投票で当選することができた。しかしながら喜びに浸る間はないと言い聞かせている。赤潮問題、新型コロナの問題、町民の期待、役場に寄せられる大きな宿題、これをまずは解決していきたい」と話し、「今日から全力投球でこの4年間進んでいきたい。選挙で訴えてきた浦河の素晴らしい環境を次の世代にどうやって伝えていくかを意識した4年間でありたい」と強調した。

 池田氏は「確かな前進安心のまちづくり」をスローガンに①SDGs担当のセクションを設ける②ゼロカーボンシティ宣言の町③再生可能エネルギー導入の支援制度④国立公園誕生と連携した観光振興⑤道の駅の設置⑥健康を守るための人材確保⑦介護者を支援する「ケアラー条例」制定⑧ファミリースポーツセンター改築⑨給食センター改築⑩新規創業の施策拡充⑪新規就農就漁者の支援制度拡充⑫商店街の様々な取り組み支援⑬高規格道路の施工区間への格上げ⑭バスを含めた公共交通の利便性向上―の14の公約を掲げているが、重点はSDGsの強化とゼロカーボンの町を目指していくことという。

  ◇  ◇  ◇

 池田氏はえりも町出身で、苫小牧工業高校から和光大学人文学部卒業。昭和52年に浦河町役場入りし、町民課長、税務課長、管財建築課長、教育委員会管理課長を歴任し、平成17年の町長選に出馬し、落選。21年の町長選に再挑戦し、前副町長を破って初当選。25年は元道職員を破り再選。前回も無投票。

ダルマに目を入れる池田氏

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