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室蘭民報

黄金の海にクジラ 沖に戻れずバタバタ…【伊達】

北黄金の浜に打ち上がったクジラ。沖に戻ろうと暴れていた=午後4時すぎ

 伊達市北黄金町の砂浜に体長5メートルほどのクジラが打ち上がっているのを、地元の住民が発見した。クジラは体半分が海水に漬かっている状態だった。全身に白い模様があり、バタバタと暴れて沖に戻ろうとしていたが午後4時半ごろ、まだ戻れずにいた。

 海洋生物に詳しい北海道大学の松石隆教授によると、クジラは体長や口の形からアカボウクジラの仲間とみられる。白い斑点はダルマザメにかまれた傷跡という。室蘭では同クジラの仲間のイチョウハクジラの死体が、1990年(平成2年)ごろにイタンキ浜に上がっている。骨は市立室蘭水族館に展示されている。

 午後3時ごろ、黄金漁港から室蘭方向の浜で北黄金町の沖田廣幸さん(63)が見つけた。「初めて生きているクジラを見た。海に戻ってほしい」と願った。松石教授は「サメにかまれたことは問題ではなく、老衰しコントロールを失ったと思われる」と打ち上がった理由を述べる。

 松石教授は「何とか潮位が上がって海に戻ってくれれば」と願いながら、「万が一、浜にいても絶対に近づいてはいけない。野生生物で危険。尾びれでたたかれれば大けがを負う」と注意を呼び掛けている。

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