屋根のある花壇で最後の後始末作業を行ったメンバーら

幣舞橋や花時計とつながる釧路市のシンボルゾーンの一つ富士見坂の花壇に、市の花「キンレンカ」を育てている市民団体「富士見坂キンレンカの会」（吉田信二代表）は２８日、今年最後の全体作業として咲き終わった草や根を根こそぎ取る後始末の作業を行った。

富士見坂の歩道の花壇は一部屋根がある特殊な構造。後始末の作業は、１１月初旬に雨が当たる部分を整理し、この日は屋根のある花壇での作業を行った。作業前には、釧路しんきん地域貢献表彰として「地域貢献奨励賞」受賞の報告があり、表彰の盾を持ち記念撮影を行った。

　この後メンバーらは、除去した草や根を入れるごみ袋を手に、根っこから抜き取る作業を手際よく行った。献身的に水やりや草取り作業を行ってきた吉田会長だが、集まったメンバーに「体がついていかなくなった。来年からは私がいないと思ってやってください」とメッセージ。そんな姿を見てきた世話役の大島研志さんは「吉田会長一人に負担がかかっていたので、来年は会員はじめ市民有志に草取りや水やりの作業をお願いしたい」と話していた。