浦河町立郷土博物館友の会（荻野節子会長）主催の「そば打ち教室」が14日、東町のふれあい会館で開かれ、子ども４人を含む21人の参加者が手打ちそばづくりに挑戦した。

　指導は博物館友の会員でそば打ち愛好者の松田芳宏さん（84）＝絵笛＝で、町職員がサポート。例年は打ったそばを会場で試食していたが、昨年に引き続き、新型コロナ感染予防対策で持ち帰った。

　そばは、小麦粉３割とそば粉７割をふるいにかけた粉に水を数回に分けて十分まぜ、こねる作業から開始。松田さんによるとそば粉８割の「二八そば」と味に差はなく、「子どもでも作りやすい」という。

　手打ちそばの工程で微妙な水加減の「水回し」という作業がそばの出来を大きく左右するため、少しずつ水を加え慎重に練り上げ、麺棒による伸ばし、丸い形を四角にする角出し、厚さ２㍉程度の仕上げの本のし、そば切りまでの一連の工程を体験した。

そば切りに集中する参加者