ジオパークと大地の恵みを紹介する展示コーナー

　北海道洞爺湖サミット記念館（洞爺湖町洞爺湖温泉）にある「ジオパークと大地の恵み展」コーナーが、リニューアルオープンした。各ジオパークの石のサンプルを新たに展示したり、回廊式ギャラリーを導入するなど展示品や展示方法を大幅に変更した。

　管理する町ジオパーク推進課によると、全国４３地域にある日本ジオパークの紹介を回廊式に見直した。ギャラリーでは各地の写真パネル約１００枚とサンプル石約５０個を披露。中心部には洞爺湖と噴火湾の火山などを写真や模型で紹介している。

　洞爺湖コーナーは、巨大な沈木など湖を象徴する水中写真やサクラマスなどの実物大模型も使い、潜水しているような雰囲気を演出した。噴火湾コーナーも同様にカレイやホタテなどの模型や写真を並べ、海中の様子を再現している。

　また、展示会場では洞爺湖中島で録音した鳥の声が再生されており、カケス、クマゲラ、ゴジュウカラ、ヤマゲラ、フクロウなどの美しい鳴き声が響き、来館者に癒やしを与えている。

　１０月８日のリニューアルオープンからおよそ１カ月が経過したが、約６００人の来場があった。同課の中谷麻美主査は反響を喜びながら「ぜひ来場を」とＰＲしている。入場は無料。