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室蘭民報

花の丘パークゴルフ場、来季も継続 共栄建設、運営に名乗り【室蘭】

来季の存続が決まった室蘭花の丘パークゴルフ場。広い敷地には趣向を凝らしたコースが広がる=16日、室蘭市柏木町

 来季、営業を継続するのは水元町にある総合建設業の共栄建設。1年間のリース契約を結び、2年目以降の運営を探る。

 双方が大筋で合意したのは13日。これまで完全売却を目指していた同ゴルフ場には、市内外の約五つの業者・団体から問い合わせがあった。話し合いを重ねたが、金額や「コース維持が大前提」(加藤オーナー)の活用方法などで合意には至らず、リースで貸し出すことにした。

 21日のクローズを目前に、後継者が決まった加藤オーナーは「ギリギリのタイミングだったが、良かった」と安堵(あんど)する。今季最後の大会となった3日の「花の丘感謝祭」では、定員の180人を上回る申し込みがあっただけに「何とかコースを残すことができた」と、共栄建設の意向に感謝した。

 自身もパークゴルフを楽しむという共栄建設の長岡実統括(63)。同ゴルフ場で社内コンペを開くなど、加藤オーナーとは親交があり「クローズの話はずっと気に掛けていた。素晴らしい施設をなくしたくなかった」と、運営に名乗りを挙げた経緯を説明した。

 今後の運営については「利用者には今までと変わらず楽しんでもらいたい」と現コースの維持を約束した。

 継続の知らせに愛好家からは喜びの声が聞かれた。20年来、週3日はプレーを楽しむという関下繁さん(83)=本輪西町=は「年を取ると遠くには行けないので、継続は本当に喜ばしい。広いコースは変化に富んでおり、楽しいだけでなく運動になる」と“吉報”を喜んだ。

 同ゴルフ場は1998年(平成10年)にオープン。室蘭岳の麓にあり、遠くには渡島半島・駒ヶ岳を望む。敷地面積は4万3148平方メートル。起伏があり特色豊かな36コースは、ピーク時に年間2万人の利用があった。昨年はコロナ禍もあり、1万人に減少。今季限りでのクローズを決断し、後継者を探していた。

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