久しぶりのジャズライブ【浦河】
コロナ禍で自粛していたジャズのスーパーライブが13日、浦河町総合文化会館文化ホールで開かれ、日高管内外から入場した約180人が久しぶりの明快なリズムと即興的な演奏に心酔した。同町の音楽座の主催。
出演は、NHKの「あまちゃん」などテレビや映画の音楽を作りつつ、ノイズや即興の現場で活躍するギタリストの大友良英さん。新宿のダンスクラブで活動を始め、ジャズシーンや舞台音楽、ゲーム音楽などで活躍、2011年に浦河町に移住したベーシストの立花泰彦さん。山下洋輔トリオに解散まで在籍し、その後札幌に活動の拠点を移したドラマーの小山彰太さん。
3人は前日、札幌でも同市の芸術活動再開支援事業としてライブを開催。立花さんは「7月の開催予定がコロナの感染拡大などで延期され、今回やっと実現できてドキドキしている」と話して演奏開始。
大友さんと立花さんのオリジナル曲や、サックス奏者でフリージャズの先駆者であるオーネット・コールマンやその影響を受けたアルバート・アイラーの曲を次々と演奏。
3人の抜群の演奏テクニックには、新ひだか三石からきた男性は「生の演奏が会場いっぱいに響き、すっかり魅了されました」と話していた。 後半の中では、浦河ひがし町診療所デイケアの人たちと関係者による「ひがし町パーカッションアンサンブル」も出演した。
この日のライブは、コロナ感染防止ガイドラインに沿って座席を1つ空け、手指消毒、検温、マスク着用など行って開催。終了後、立花さんは「文化ホールの音響もよく、聴きにくる人もいて、すごくよかった」と感激していた。
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