浦河町教委主催の児童生徒芸術鑑賞事業「日本一のカスタネット奏者と仲間たち」が12日、町総合文化会館で開かれ、小学生低学年約２４９人が迫力ある生の演奏を楽しんだ。

　児童生徒に優れた芸術鑑賞を提供し、情操のかん養を図るとともに、将来的展望により、町の文化の水準の向上をはかる目的。

　この日の出演は札幌市から来た「日本一のカスタネット奏者と仲間たち」。メンバーは日本一と称されるカスタネット奏者・新貝裕司さんとピアノ・永沼恵里香さん、コントラバス・鈴木祐治さん、ビブラフォン・佐藤泰子（かなこ）さん、フルート・上野愛美さん。

　プログラムは、それぞれの楽器紹介や音色の違いを聞いたり、音楽の三大要素（①リズム②ハーモニー③メロディー）を教えたり、リズムゲームやイントロクイズなどを演奏曲の「となりのトトロ」「ルパン三世のテーマ」「ピンクパンサー」「草競馬による変奏曲」などの合間に取り入れながら楽しく音楽の世界へ誘った。

　児童たちは細かい指の動きに注目しながら目線をカスタネットに一点集中し、素早く動く指に釘付けになりながら生の演奏に大喜びだった。

日本一のカスタネット奏者と仲間たちによる演奏会