消火器の使い方などを学んだ防災デイキャンプ

　登別室蘭青年会議所（ＪＣ）主催の防災デイキャンプ２０２１が７日、室蘭市内で開かれた。室蘭、登別両市の小学生２０人は消火訓練や段ボールベッドの組み立て体験、地域を巡るフィールドワークを通し、楽しみながら災害発生時の対応や行動を学んだ。

　高砂町の市立室蘭看護専門学院では、子どもたちが同学院の学生とＪＣメンバーも加わった５班に分かれ、消防車の見学と消火器使用訓練を実施。市消防署高砂出張所の隊員から「ホースの先を火元に向けて」「火を消せないと思ったらすぐに逃げて」と、指導を受けながら扱い方を学んだ。

　続いて地図を見ながら市内の危険箇所や避難場所などを確認する防災フィールドワークを実施。同学院の体育館で非常食の昼食を食べた後、段ボールベッドやイスの組み立て体験などを行った。

　同ＪＣと室蘭市、登別市の３者が締結した防災協定に基づき開催。適切で安全な行動能力を身に付けた学童自主防災リーダーを育成するのが狙い。当初は９月開催予定だったが緊急事態宣言の影響で延期していた。