３日に金沢競馬場で行われた地方競馬の祭典・第11回ＪＢＣレディスクラシック（ＪｐｎⅠ、ダート１５００㍍）で直線差し切り、コースレコードで優勝したテオレーマ（牝５歳）の生産者・浦河町東栄の笠松牧場（水上行雄代表）は、愛馬の優勝の喜びに沸いた。

　笠松牧場は、水上代表（72）ら家族と従業員８人で繁殖牝馬21頭を管理。２００８年にディープスカイがＮＨＫマイルカップと日本ダービーを制して以来のＧⅠ優勝。

　当日は、水上代表夫妻が金沢競馬場で愛馬を応援。水上代表は「調教師から馬の状態が良いと聞いていた。良いレースをしてくれた」と話し、「将来は牧場に戻り繁殖馬としても頑張ってもらいたい」と期待している。

　５日に同牧場で行われた優勝記念撮影会に浦河町の松田有宏副町長、日高振興局の北村英則局長、ひだか東農協の笹島政信組合長、荻伏軽種馬生産振興会の上山泰憲会長ら関係者が訪れ、万歳しながら記念撮影した。

　松田副町長は「コロナの感染が落ち着いてきた中で、浦河産馬の勝利は町にとって明るい話題。とてもうれしく思います」、笹島組合長は「浦河でＧⅠはめったにとれないことなので、身近な生産者たちの励みになる。ＪｐｎⅠは地方に所属している馬でも参加できるチャンスがある」とそれぞれ祝福した。

レディスクラシック優勝を万歳で祝う水上代表（前列中央）ら関係者たち