協会賞争奪戦で道南口説節を披露する伊藤さん

　民謡・民舞北海道道南連合大会（日本民謡協会北海道道南連合会など主催、函館新聞社など後援）が１０月３１日、函館市民会館小ホールで開かれた。年齢別の７部門の優勝者で競う協会賞争奪戦は、青年部に出場し「道南口説節（くどきぶし）」を歌った伊藤琴美さん（函館基歌津会）が制した。

■８７人が練習成果を披露

　民謡は１５～８０歳以上の出場者を年齢別に区分した７部門と、中学生・小学生の部に計８７人がエントリー。出場者は日ごろの稽古の成果を発揮し、ホールに朗らかな歌声を響かせた。協会賞争奪戦と各部門の優勝者は、来年１０月に東京都で開かれる全国大会への出場権を獲得した。このほか、函館民舞会のメンバー計１０人が賛助出演し、舞台に花を添えた。

■伊藤さん「全力で全国を」

　協会賞争奪戦で優勝した函館西高３年の伊藤さん（１７）は「師匠の三浦（基歌津）先生、伴奏の先生たち、両親に感謝の気持ちを伝えたい。今後も稽古に励み、全力で全国大会の舞台に臨む」と話していた。

　民謡の各部門の優勝者は次の通り（敬称略）。

　▽協会賞争奪戦＝伊藤琴美（函館基歌津会）▽高年三部＝土川智恵（函館声浜会）▽高年二部＝中村裕子（函館声浜会）▽高年一部＝澤口寿美子（函館悦山会）▽中年部＝石橋涛栄（室蘭岩城会）▽壮年部＝葛西弘（函館山村会）▽青年部＝桧森結衣（函館山村会）▽青年部＝伊藤琴美（函館基歌津会）▽小学１２３年の部＝工藤穂浪（函館悦山会）▽小学４５６年の部＝東唯愛（函館基歌津会）▽中学生の部＝野島伶美（函館悦山会）