暮らしと仕事、一度に体験 「ワーホリ」に東京の2人【広尾】
「広尾町ふるさとワーキングホリデー」の制度を利用し、東京在住の女性2人が菊地ファーム(町野塚)で就業しながら、地方での暮らしを体験している。
社会人の浅利奈那さん(23)と、大学4年の鈴木理紗子さん(22)。いずれも、酪農経営の傍らカフェや食品加工に取り組む菊地ファームに魅力を感じて応募した。
牧場での農作業も体験したが、「想像以上に大変。体力がないと実感した」(浅利さん)と苦笑い。もっぱらカフェの給仕や、アイスクリームなど乳製品の加工に携わっている。
10月中旬から開始した浅利さんは、一足早く4日に終了。「農業や水産業など1次産業に関する(個人的な)位置付けが変わった。食に関わる人々の輪郭を感じ取ることができ、実り多い滞在になった」と笑顔をみせる。
鈴木さんは10月30日に始め、18日まで滞在する予定。「間近で見た牛の大きさにびっくり。酪農や水産現場の実情、生産者の思いなどを勉強したい」と語る。
菊地ファーム・カフェを経営する菊地亜希さん(37)は「いろんな若い人たちとつながれるので良い事業。カフェの業務は忙しく、とても助かっている」と話していた。
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