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十勝毎日新聞

オンラインで自動車教習 AIが居眠り監視 第一が導入【帯広】

 第一自動車学校(帯広市稲田町東1線)は9日から、オンライン学科教習をスタートさせる。ネット上で教習動画を公開し、AI(人工知能)による居眠りやなりすましなどをチェックするシステムを管内で初めて導入。担当者は「24時間365日、いつでもどこでも学科教習が受けられる」と期待している。

新たに導入する「オート・アカデミー」。画面に教習生の様子が表示され、居眠りや途中退席、なりすましなどを確認する

 新型コロナウイルス対策で、対面教習による密を避け、遠方から数時間かけて学科教習を受けに来る教習生の負担を減らすのが目的。導入するシステムは「AUTO ACADEMY」(オート・アカデミー)。カメラ機能付きのパソコンやスマートフォン、タブレットとネット環境があれば簡単に受講できる。

 事前に顔写真を登録し、AIがカメラに写った教習生の様子を50分間に20回以上、ランダムで確認。途中退席や別の作業をする様子などを確認すると一時停止し、最初からやり直しになる。マスクを着けていても顔認証は可能。受講後、動画は何度でも見直せるため復習もしやすく、メールで講師に質問もできる。

 同校の学科教習はこれまで対面のみ。コロナ禍で、教室の定員を半分に減らし、講義回数を増やすことで対応してきた。一方、希望時間に教習を受けられなかったり、講師の不足が発生。広尾など遠方から通う教習生も多いため、送迎バスを長時間待ったり、保護者が送迎するなど、通学の負担も大きかった。

 警察庁は昨年12月、感染拡大防止などを目的にオンラインの学科教習を解禁した。全国的にはライブ配信で職員が生徒の様子を確認する教習所が多いが、同校は、収録動画を24時間配信する録画配信方式を採用した。管内では初の導入で道内では麻生自動車学校(札幌市)に続き2例目。

 オンライン学科教習は、普通免許を取得時に必要な26時限のうち、応急救護措置などを除いた21時限で受けられる。年内は対面とオンラインを並行して行い、来年から学科教習はオンラインのみとする。校内のネット環境を整備し、タブレット貸し出しも行う。

 同校は「働きながらや学校に通いながら、自分のペースで教習が進められ、利便性も高まる」としている。問い合わせは同校(0155・48・4611)へ。

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