人工芝サッカー場が完成【浦河】
浦河町西舎の優駿の里公園人工芝サッカー場が3日、オープンした。記念セレモニーとして浦河高校・浦河第一中・様似中合同チームとコンサドーレ札幌アカデミーチームによる記念試合や、小中学生を対象にコンサドーレ札幌のスクールコーチで元選手の吉原宏太さんによるサッカー教室が行われた。
優駿の里公園内に5月から整備を進めてきた人工芝サッカー場は、人工芝グラウンド(8030平方㍍)に一般用(105㍍×68㍍)1面と少年用(68㍍×50㍍)2面があり、サッカーゴールは一般用1組、少年用2組、コーナーフラッグの備品が設置。
天然芝では利用できなかった期間の練習や、試合の機会が増えることによる技術力向上、町外からの合宿誘致促進や町外競技者との交流による関係人口拡大など地域経済への波及効果が期待できる。
グラウンド周りにはエゾシカなどの侵入を防ぐフェンスも設置されている。
秋晴れの下で行われたセレモニーは、池田拓町長や浅野浩嗣教育長、浦河サッカー協会の木田尚孝会長、 廣田義文副会長が出席。池田町長は「ようやくこの日が迎えられてうれしく思う。このコートを使って浦河のサッカーのレベルが高くなって、全道・全国で活躍する選手が出ることを期待している」、木田会長は「人工芝を生かして少年団、中学生、高校生のレベルを上げて、いろいろなチームと試合をしてほしい」と集まった中高生らに呼び掛けた。
このあと、浦河高校・浦河第一中・様似中合同チーム19人とコンサドーレ札幌アカデミーチームの記念試合が行われた。試合後、主将の廣田鈴大郎君(浦河高2年)は「天然芝よりボールが止まりやすく、とてもやりやすかった」と好感触の様子。
吉原宏太さんによるサッカー教室では浦河サッカー少年団員と中学生の約60人が参加。吉原さんから「ミスしない技術」を学んだ。
利用期間は通年(積雪や降雪で使用できない場合あり)で、時間は午前5時から午後9時まで(夜間照明は無い)。料金は町内の個人・団体は無料。町外の人や入場料を徴収して使用する場合は使用料がかかる。
問い合わせは町役場商工観光課(☎26・9014)。
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