室蘭スティーラーズの選手が先生役となり、天神小を皮切りに始まったスケート授業

　室蘭市内小学校のスケート授業が、新和産業アイスアリーナ室蘭（中島本町）でスタートした。２日は天神小学校（林暁宏校長、４２０人）の１年生６６人がリンクを訪れ、先生役の日本製鉄室蘭アイスホッケー部「室蘭スティーラーズ」選手たちの授業を受けた。

　「キャー」「怖い」。初めてスケートをする子も多く、恐る恐るリンクに立った児童たち。

　ユニフォームを着て指導に当たった阿部魁選手（新和産業）と木下蓮選手（大同電設）は「ペンギンのように歩いてみて」などとアドバイス。早速実践した児童たちは「見て見て、滑れた！」と声を弾ませていた。

　パイプ椅子につかまりながら一生懸命に歩いていた岡田優衣さんは「スケートは初めてだけど楽しい」と笑顔を見せ、選手たちの滑走に「自由に滑れてすごい」と目を丸くしていた。

　室蘭スティーラーズ選手会として５年目の取り組み。選手たちは有休などを使い、２月まで市内全小学校の授業全６７回を交代で支援する予定。選手会長の末廣直樹選手（スガテック）は「地域貢献ができる貴重な場。リンクに足を運んでくれる機会が増えたら」と期待していた。