【新ひだか】ＮＰＯ法人北海道遺産協議会主催の「北海道遺産フォトコンテスト２０２１」で、三石旭町の畑端憲行さん（74）の作品「摩周一刻」がグランプリに輝いた。

　畑端さんは、旧三石町役場職員のあと副町長を歴任し、現在は合併による新ひだか町議（２期目）を務めている。

　役場勤務の30代前半に広報を担当にしたのをきっかけに、写真撮影を趣味としてきた。今まで、写真道展に９回の入選のほか数多くのフォトコンテストに入賞している。

　北海道遺産コンテストは、「あなたが伝えたい北海道遺産」をテーマに、北海道遺産67件を題材とした作品で過去５年以内に撮影した写真が対象。１９８作品（89人）の応募があり、10月25日にグランプリ１点、準グランプリ２点、入賞15点が決定された。

　最高賞を受賞した畑端さんの作品は、昨年10月上旬に撮影した釧路管内弟子屈町の霧の摩周湖の変化に富んだ光景をとらえた一枚。

　講評では「摩周湖は風景写真の被写体として北海道の筆頭に挙げられる場所。霧の摩周湖の変化に富んだピッタリの光景をとらえている」と高い評価を受けた。

　畑端さんは、「摩周湖の夜が明けて瞬時に変わる神秘さを撮影した。数多くの応募作品の中からグランプリに選ばれてうれしい」と話していた。 　作品は、６日（午前10時半から午後６時）札幌市の地下歩行空間の北３条交差点広場で展示される。

グランプリに輝いた畑端さんの「摩周一刻」