お散歩マップ完成! 深堀中、有斗高有志や町会など作成【函館】
函館市地域包括支援センターゆのかわなどが高齢者向けに作成した「ぶらりふかぼり~お散歩マップ」のお披露目会が10月30日、深堀町会館で開かれた。同センターと深堀町会、函館深堀中学校、函館大付属有斗高校の有志が選定した散歩コース3種類を紹介し、見どころや危険箇所について説明した。
深堀中の生徒会とボランティアが手書きで仕上げたマップは、A4サイズで全7ページ。同会館前を出発し、せせらぎ公園のほか、緑園通りを川原町方面、花園町方面に向かう沿線の地図には、通り沿いの見どころ、休憩ポイントやトイレの有無などを記している。このほか、持ち物チェックや通り沿いに立つ木々の解説も掲載されている。
お披露目会の終了後、両校の生徒や同町会員ら約30人は各コースを実際に散策。出発に先立ち、同会館近くの2本の木に樹名板を付けるセレモニーを行った。板は今後、同町内の緑園通り沿いの樹木計40本に設置される予定。発案した深堀中3年の笹村昊(こう)さん(15)は「ただ樹木を眺めるだけでなく、地域の特色への理解が深まれば良いと思った」と話していた。
締めくくりに深堀中の松田賢治校長は「今回の完成を一つの足掛かりに、(マップのバージョンアップが)『深中』の伝統になり、全市に広がる活動になれば」と述べた。
お散歩マップは、昨年秋に東深堀在宅福祉委員会が医療機関などと協働で作成したのを見習い、同町会が同センターに提起。東深堀でマップ作成にかかわった函大有斗高や深堀中とも連携し、コースの選定やマップ作成を進めてきた。
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