7人で迫力の演奏サウンド【浦河】
浦河町立荻伏中学校吹奏楽部(沢ここみ部長、7人)の第31回定期演奏会が10月30日、同校体育館で開かれた。
演奏会は沢部長ら3年生4人が引退し、全部員7人での演奏は今回が最後。この日は保護者や生徒、地域住民ら106人が入場した。
オープニングは1年生3人による「ある素敵な日に~3人のフレキシブルアンサンブルのための」から始まり、「さくらのうた~フレキシブルアンサンブルのための」と続き、第66回日胆地区吹奏楽コンクールの中学校C編成で金賞を受賞し、同中として16年ぶり3回目の全道大会出場(銀賞)を果たした曲「マカーム・ダンス~7人のフレキシブルアンサンブルのために」を演奏。
7人という少人数ながら迫力ある演奏に会場からは大きな拍手が起こった。
第2部は「ルパン三世のテーマ89」「RAIN」「リメンバー・ミー」、荻伏中校歌、BTSのダイナマイト、LiSAの炎(ほむら)、adoのうっせえわなど流行りの曲を顧問の小川圭太教諭が編曲した「荻中メドレー」と続き、最後は「SING.SING.SING」で終えると、会場から拍手と手拍子が鳴りやまずアンコールへ。
アンコール前に、1年生が3年生へサプライズの卒部式。一人ひとりに感謝を述べながら卒部証書を手渡し、3年生や客も目頭を熱くした。アンコール曲はゆずの「夏色」。7人で最後となる「荻中サウンド」を体育館に響かせると、部員を含め会場は明るい笑顔があふれていた。 沢部長(14)は「無事に終えられて良かった。たくさんの人に来てもらえてうれしい。自分は少し失敗してしまったけど全体的には良かった」と話し、「1年生は心が強く、一生懸命頑張ることができるので部を任せたい」と後輩へエールを送っていた。
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