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十勝毎日新聞

SHINJOなら変わる 十勝も期待「夢与えて」【十勝】

現役時代の2005年、帯広の森野球場で軽快な走塁を見せる新庄氏

 プロ野球北海道日本ハムファイターズの新監督に球団OBの新庄剛志氏(49)が決まり、27日に発表されたゼネラルマネジャー(GM)の稲葉篤紀氏(49)に続いて、来季に向けた新体制が決まった。現役時代の2006年には鉄壁の右中間を築き、チームを44年ぶりの日本一に導いた2人。3年連続Bクラスからの巻き返しに向け、十勝のファンや野球関係者からは大きな期待や未知数な手腕に対する意見が聞かれた。

 新庄氏と稲葉氏は05年7月31日、帯広の森野球場で開かれたオリックス戦でプレー。新庄氏が出場した十勝での公式戦は同日のみだったが、2万2000人の観客を沸かせた。

 同球団帯広後援会の大森英樹会長(52)は新庄氏の監督就任を「ワクワクしかない」と歓迎し、「客寄せパンダと言われないように」とチームの向上を願う。東京五輪で野球日本代表に金メダルをもたらした稲葉GMについては、「サムライジャパンの監督として、多くの選手たちを見てきた人。選手時代の信条だった『全力疾走』をファイターズの選手たちに植え付けてほしい」と話す。

 新庄氏は引退後、野球少年団育成のため、道に1000万円を寄付。その一部で購入された少年野球用ボールは07年、市内18少年団に配布された。

 帯広少年軟式野球連盟の三津原勝会長(64)は「新庄新監督には、子どもたちに夢を与えるチームをつくってほしい」と期待を寄せる。「稲葉GMとは外野を一緒に守っていた当時のように連携し、うまくチームをまとめてくれるはず」。退任する栗山英樹監督(60)には「大谷翔平選手の基礎を築き、10年間頑張ってくれた」と感謝する。

現役引退後、音更町を訪れ、柳町小でバッティングを披露する稲葉氏(2014年)

 稲葉氏は引退後、野球指導のため十勝を訪れている。14年に音更町内で開かれた野球教室に参加した同町の帯広大谷高校3年の男子生徒は「とても大きくて、これがプロ野球選手の体なのかと思った」、帯広工業高校3年の男子生徒も「野球は基本が大事だと教わった」と振り返った。

 一方、球団のサポーターズショップに登録しているオートバックス帯広店(帯広市)の吉田貴憲店長(53)は「稲葉さんのほうが監督に向いているのでは。新庄さんは指導経験がないのが不安」と冷静な見方。「新しい風は吹くだろうが、1年目の成績は正直あまり期待していない。2年後の新球場が完成するころには盛り上がってほしい」と話していた。

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