【えりも】緊急事態宣言が解除された１日から、目黒地区の森と湖の里・ふれ愛館内の飲食スペースで提供している「えり守空上げ」と名付けた空揚げ定食の販売が好評だ。

　航空自衛隊襟裳分屯基地（本田博一司令）では、月末金曜日の昼食メニューに、えりも産コンブを食材に使った「空自空上げ」を加えている。町では同基地の好意でそのレシピの提供を受けて、ふれ愛同館の調理室で若干アレンジして販売したところ、ランチメニューのなかでも好評な売れ行きを続けている。

　10日の日曜日昼食時には、町民や豊似湖観光などで20人以上が来館して、限定20食の「空上げ」が売り切れの状態に。知人らと十勝管内広尾町から襟裳岬観光の帰りに昼食に訪れた４人は「コンブのうま味としゃりしゃり感がたまらない」と絶賛。

「えり守空上げ」に美味しいと観光客

　町内新浜の吉田洋子さんら３人の客は「中は柔らかく外は細切りコンブの食感がおいしい」と話していた。「空上げ」定食は、空揚げ５個、ライス、みそ汁、サラダ、しぐれコンブ付きで８００円。15日から31日まではソフトクリーム、コーヒー、ソフトドリンクが価格から１００円割り引くサービスもある。

　同館の定休日は火・水曜日、営業時間は午前10時～午後４時。問い合わせは町産業振興課（☎０１４６６・２・４６２６）へ。営業終了日は10月31日。