Ｕ１２日本代表で活躍した写真を手に慶斗さんの日ハム指名を喜ぶ松浦さん夫妻

　壮瞥町滝之町の松浦久さん（７９）とトモ子さん（７８）の孫・松浦慶斗さん（１８）＝大阪桐蔭高校＝が１１日に行われたプロ野球のドラフト会議で北海道日本ハムから７位指名され、「あこがれの球団に選ばれた慶斗は幸せ者です」と大喜びしている。

　慶斗さんは宮城県石巻市生まれで旭川育ち。実業団の日本製紙で野球選手だった父親の影響もあり小学時代から野球に打ち込んだという。

　少年野球チームの旭川大雪ボーイズで左投手として頭角を現し、日本ハムファイターズ・ジュニアの選抜も通過。Ｕ１２日本代表にも選ばれ、アメリカでの国際試合を経験し、チームの優勝に貢献した。この時のチームメートに誘われ大阪桐蔭高校に進学。

　松浦さんは「小中学生のころ、夏休みに壮瞥に遊びに来た。日ハムジュニアに入ったころから、将来プロ選手になりたいと言っていた」と振り返る。「慣れない大阪に行き、気候も違うし心配していましたが、孫の頑張る姿に自分が励まされた」と３年間の成長を語るトモ子さん。

　慶斗さんの母方の親戚には２０１６年（平成２８年）のドラフトで福岡ソフトバンクに入団した古谷優人選手（十勝管内幕別町出身）がいる。松浦さんは「いとこを追いかけるようにプロ入りした慶斗を、これからも元気に応援していきます」とプロでの活躍に期待を込めた。