「ＬＯＳＴ　ＪＵＤＧＭＥＮＴ‥裁かれざる記憶」の回復アイテムとして登場した「おらが街納豆」（セガ提供）

回復アイテム／キムタクらと〝共演〟

　納豆の製造、卸売業の内藤食品工業（室蘭市御前水町、内藤孝幸代表取締役）の看板商品「おらが街納豆」が、９月２４日に世界同時発売されたセガ（本社東京）の新作ゲーム「ＬＯＳＴ　ＪＵＤＧＭＥＮＴ：裁かれざる記憶」にゲーム内の回復アイテムとして登場した。アイテムの納豆はゲーム内の店舗で購入でき、主人公が摂取すると他の飲食物同様に体力回復の効果がある。

　「おらが街納豆」は、道産の大粒大豆を使い、ふっくらとした食感と粘りの強さが特徴。道産大豆は甘みが強いといい、本来の味を楽しんでもらうため、たれはあえて付属していない。２０１０年（平成２２年）２月の第１５回全国納豆鑑評会で最優秀賞を受賞した。

　「ＬＯＳＴ　ＪＵＤＧＭＥＮＴ」は、「ＪＵＤＧＥ　ＥＹＥＳ」シリーズの２作目で、同社の「龍が如くスタジオ」が開発を担当。木村拓哉さんをはじめ山本耕史さんや玉木宏さんら豪華俳優陣がゲーム内のキャラクターとして登場する。東京と横浜の架空の繁華街を舞台に、木村さん演じる元弁護士で探偵の主人公が、殺人事件の真相に迫っていくリーガルサスペンスアクションゲーム。

　ゲーム内での両社のコラボは昨年発売の「龍が如く７」に続く２回目。室蘭市のマスコットキャラクター「くじらん」や観光地図が描かれた納豆のパッケージデザインがそのまま登場し、ゲーム内の価格も室蘭市内での希望価格と同じという。

　セガ社長室広報部の山田愛さんは「おいしい納豆ということは実際に食べて、よく存じ上げています。ゲーム内で登場することで、リアリティーの向上に一役買ってほしいです」と話している。

　内藤食品工業の高橋幸恵広報課長は「ゲームをプレーする人に少しでも楽しんでもらえればうれしい」と笑顔で語った。