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室蘭民報

切り絵「うまくできた」 アイヌ民族学習、蘭北小4年生【室蘭】

アドバイスを受けながらアイヌ文様の切り抜きを作る児童たち

 室蘭市蘭北小学校(村山修平校長、293人)の4年生47人は6日、同校でアイヌ民族学習を行った。アイヌ民族文化財団・アイヌ文化アドバイザーの合田克已さん、芳賀美津枝さんが講師を務め、児童たちは言葉や歴史を学び、歌や踊りを通してアイヌ文化への理解を深めていた。

 児童たちは色紙を折り畳んで切り抜く、アイヌ文様の切り絵作りに挑戦。魔よけを意味する「アイウシ」や渦巻きのような「モレウ」など、基本となる文様をそれぞれ画用紙に貼り付けて、完成した作品を発表した。

 最後は、児童たち全員が輪になって古式舞踊「ポロリムセ」を歌い踊った。「ホイヤーホー」の掛け声に合わせ、大地の神に感謝を伝える手拍子、邪気を払う意味がある足踏みをしながら、楽しい時間を過ごした。

 小川優奈さんは「切ったり貼ったりして作った切り絵が楽しかった。文様の中心の狭い部分を切るのが難しかったけどうまくできた」と満足げな表情だった。

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