釧路市阿寒湖温泉の木彫作家による作品展「阿寒の森間伐材アート展２０２４」（釧路市・同実行委主催）が１１日から、市生涯学習センター１階で始まった。躍動感のある作品が来場者の目を楽しませている。

　阿寒湖周辺の森を管理している前田一歩園財団が間伐のために切った木材を無償提供し、地元の阿寒湖アイヌコタンなどで活動する作家がそれを活用して創作したアート展。２０１９年から実施しており、今年で６回目となる。

　今回出展したのは作家１０人。会場にはシマフクロウ、オオカミなどの動物や家具、木と組み合わせた彫金のかんざしなど２５点が並ぶ。また、同財団の歴史が分かるパネル展示も行っている。

　木彫作家で同展代表の岡田実さんは「年々展示のグレードが上がり、今年も素晴らしいアート展になった。作家たちの生きた作品が並んでいる。ぜひ足を運んで見に来てほしい」と呼び掛けている。入場無料。期間は１４日まで（午前１０時～午後５時）。

多彩な作品が並ぶ「間伐材アート展」