道南バス（室蘭市）は１１日、苫小牧市内路線でクリスマス仕様に装飾したバス１台の運行を始めた。１０日に苫小牧看護専門学校の学生が車内を華やかに飾り、「かわいらしく仕上げたので見てほしい」と乗車を呼び掛けている。１３日には苫小牧総合経済高校マーケティング部員の装飾バス１台も加わり、２５日まで乗客にクリスマス気分を届ける。

バス車内で手作りの装飾を施す看護学生ら

　苫小牧看護専門学校の３年生６３人は、同校駐車場に止めた車内で「冬のステキなものをあつめました」をテーマに作業。雪だるまや雪の結晶、ツリーなど手作りの飾りで天井や窓の縁、手すりを埋め尽くした。行事委員長の大西七海さん（２１）は「乗車した人の気分を盛り上げたい」と話し、２時間ほどで作業を終えた学生は完成したバスの”記念乗車”も楽しんだ。

　両校が装飾したバスは、タクシーがつかまらない人のために２０、２１、２７、２８日の夜間に実証運行する「ナイとまバス」にも使われる。問い合わせは同社苫小牧営業所　電話０１４４（５５）７１２５。